不動産屋が就農します。(予定)

不動産屋に勤務する31歳女が実家の農家を継ぐ(かもしれない)ブログ

農家の「う」が私に生まれたとき

就農を目指すご夫婦に「なぜ農家を継がないのか?」と聞かれ、

もったいないとまで言われて、農家について今さら興味を持ちました。

客観的に見てみようとまで思うようになっていました。

言ってしまえば特別な人から言われたわけでもないし、

なんであんなにスッと私に入ってきたのかは今でも不明です(笑)

 

農家が近すぎて、農家と言えば当然両親なわけですよ。

やっぱり両親が農家というのは恥ずかしい部分もまだまだあって

目を背けていたところもあったんでしょうね。

それで、ちょっと他の農家も見てみようと。

米どころなだけあって、周辺に20代30代で継いでる人もいて

ホームページとかFacebookとか、片っ端から覗きました。

ちゃんとされているところもたくさんあって、食味コンテスト金賞とか、

ホームページが農家のものとは思えないほどキレイに作られていたりとか。

若くてもちゃんと就農できるもんなんだな、とか今さらすぎる感想を持ちました。

そして、なんか悪くないのかもしれないとも。

 

作業が決して楽じゃないことは週一の休みを実家の手伝いに

長年捧げてきたので、ある程度わかってるつもりです。

なのに、就農した人たち楽しそうに見えるんですよ。

仕事って主に「生活のため生活のため…」って唱えて歩いているイメージで、

どうしても仕事が好きなんだってにじみ出る人は少ないですよね。

 

でも若い農家の人たちからは、ネガティブな印象を受けなかったんです。

ちゃんと「農家として生きてるー!」って感じ。

私、不動産の仕事はできるできないは別にしてわりと好きです。

だけど「不動産屋として生きてるー!」ってとこまで私の人生に

入り込んでにじみ出てくるかというとそれはないですもん。

 

「自分たちで食べるものは安全なものにこだわりたい。」

「魚沼産ブランドは自分たちで守っていきたい」

「稼げる農家になる!」

そりゃあ、ホームページやFacebookなんてお客さまに見られるための

広告の場でそんなネガティブ発言なんてできないですけど(笑)

でも、仕事の枠を越えた農家としての生きざまみたいなものが見えるような気がしました。

なんだろう、起業家が一番近いかなー。

 

これはちょっとカッコいいではないか…!

そこで農家の「う」が芽生えましたね。

翌日くらいから自分が農家になったらどうしたいか?みたいなことを

頻繁に考えるようになりました。

 

どうしよう、考え出すとなんか楽しい!

憂鬱だった毎週の手伝いがなんか楽しい!

新規就農ハイ的な(まだしてもないのに)状態に陥りました(笑)

でも、やっぱり現実は甘くはないので。

生きていくには金がいる…です。

 

私は実家にネットショップを提案しました。

そこから2年、ついに次回「か」が生まれます。

 

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